八宝茶(バーバオチャ)

あけましておめでとうございます(^^♪
年末にコロナで家族が全滅して、「おこもり正月」を過ごしています。幸い、体調はほとんどよくなっており、今日で自宅療養機関も終了。明日からはいつもの生活に戻れそうです。

さて皆さま、突然ですが「八宝茶」というお茶をご存知ですか?漢方で用いられる数種類の素材を茶葉にブレンドした中国伝統のお茶で、見た目が美しく、ちょっとしたおもてなしにぴったりです。今回は新春にふさわしい華やかな「八宝茶」をご紹介しま~す♪

八宝茶(バーバオチャ)

「八宝」とは「たくさん」という意味で、「八宝茶」はたくさんの種類の素材を混ぜたお茶というイメージです。漢方生薬として使われる素材が入りますが、氷砂糖で甘さが加わるため、とても飲みやすく、乾燥した花やフルーツにより、華やかな香りとフルーティーな甘みもあります。お茶として飲むだけでなく、飲んだ後はほとんどの素材をまるごと食べることができるので、体に良い栄養素をしっかり摂取することができます。アフタヌーンティーや食後のデザートティーとして、元気とキレイをチャージしましょう♡

八宝茶によく使われる素材&効能

枸杞子 (クコ)老化防止滋養強壮効果があります。目の疲れにもオススメです
大棗 (ナツメ)胃腸の調子を整えます。イライラや不眠など心の疲れにも効果的♪
菊花 (菊の花) 目の充血や乾燥、吹き出物、腫れ物の解毒に。頭痛やのぼせにも◎
陳皮 (ミカンの皮)胃腸を温めて消化を助けます。咳や痰が絡んだ時にもおすすめ。
山楂子 (サンザシ)脂っこいものの消化を助け、胃もたれや腹部膨満感を改善します。
銀耳 (白キクラゲ)身体を潤す効果が大。のどの乾燥を防ぎ、肌に潤いを与えます。
竜眼(リュウガン)鎮静作用や健胃作用があり、不眠や倦怠感に効果が期待できます。
レーズン補血作用があります。胃腸の働きを助け、余分な水分を出します。
ローズ気の巡りを良くします。冷えの緩和や月経痛にも効果的です。
氷砂糖気を補い、肺を潤す作用があります。ゆっくり溶けて甘さをプラス

八宝茶の淹れ方

1. ティーポットに、氷砂糖と茶葉以外のお好きな素材を適量いれます。 

2. 素材が被るぐらいのお湯を注ぎ、さっと捨てます。(洗浄のため) 

3. 氷砂糖と茶葉をポットに入れ、もう一度熱したお湯を注ぎます。

4. 3分ほど蒸らし茶碗に注ぎ、いただきます。

飲み方と注意点

ベースのお茶は、春夏は緑茶ジャスミン茶、秋冬は紅茶烏龍茶がおススメです。カフェインの入ったものをベースのお茶にするときは、夜に飲むのは避けましょう。
今回、上の表の素材は、陳皮・山査子・ローズは体を温める素材、菊花は体の熱を冷ます素材、その他はどちらでもない素材です。すべて入れなくても、手に入るものだけでOK💛八種類より少なくても大丈夫です♪温性、涼性どちらかに偏ることがないようにしましょう。
素材はそのまま食べてOKですが、山査子は硬くて食べにくかったです…^^;
  

まとめ

去年の年明けに、勤めていた漢方薬局でこのお茶をみんなにふるまったことを、懐かしく思い出しました。材料さえそろえば、とっても簡単で、とっても華やか💛皆様も、ご家族と、またはお友達と一緒に、八宝茶、楽しんでくださいね~(^^)/

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