奄美大島にて
漢方薬剤師のpinkoです。更年期と呼ばれる年齢真っ盛り。趣味はゴルフ、ヨガを朝晩の日課にしています。お花が大好き♡庭のクリスマスローズが満開で、毎日癒されています。
漢方薬局に務めて3年、この度中医学専門員の試験に合格し、晴れて漢方の専門家の仲間入りをしました。それを記念して?この度、ブログを始めることにしました^^
初めてのワードプレスの設定に四苦八苦している最中で、いろいろと不手際があるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします♡
まず今回はブログの名前「漢方でのんびりエイジング」の説明
よく意味が分からないですよね…^^;
アンチエイジング、美魔女という言葉を、雑誌やメディアでよく見かけますが、私が目指したいのは、抗うのではなく、ゆっくりと歳をとること。
中医学では、人間の体は28歳でピークを迎え、下り坂になります。そこからの坂を上向きにはできないけど、中医学の力で緩やかなものにすることはできる!
そして漢方や薬膳、そして生活養生で、ゆっくりのんびりこれからの人生を元気に楽しく過ごしていきたい❣そんな気持ちを込めて、名付けました。
中医学を勉強するきっかけは、5年前ほど前に急に不眠で苦しむようになったことです。
当時、家族や友人、仕事のことでいろいろストレスがありました。また40代半ばで、自覚はあまりなかったけど、いろいろな体の変化もあったのかもしれません。
「おやすみ3秒」を誇っていた私が、毎日寝付くのに何時間もかかり…そのころ、まだ二人の子供が高校生で、お弁当作りに早起きをしなくてはいけない、そしてフルタイムで仕事をしていたので、なんとか寝なくちゃ、という焦りが強く、少しずつ睡眠導入剤に頼るようになっていきました。
睡眠導入剤、依存の恐れがあるし、痴呆との関連の指摘もある、何より質のいい睡眠をとれない。そんなことは仕事柄百も承知でしたが、最初は頓服、次第に毎日の服用、増量、そして気が付くと、安定剤にまで手を出して、と、立派な不眠症が出来上がってしまいました…
しょうがない…と思っていたそんな時、ふとしたことから、中医学、そして恩師とも思える先生との出会いがありました。
私の体質は「血虚(けっきょ)」もともと脾(消化機能)が弱く、食べたものをしっかり吸収できないため、血(けつ)が不足する。その上ストレスがかかってさらに脾にダメージを与えている。
血の不足は睡眠と深いかかわりがあるため、まずそこを補っていくことが大事と教わりました。
食欲がなくて、脂っこいものを食べるとすぐもたれてしまう、青タンができやすい、睡眠が浅く、夢をよく見る。あまり気にしていなかったさまざまな症状が、その体質にぴたり。まさに目からうろこでした(@_@)
血虚からの不眠に良い漢方薬や健康食品を飲み、生活改善も併せて行って、だんだんと体調がよくなっていきました。今ではすっかり安定剤とさようならです^^
もし、中医学に出会ってなかったら、恩師の先生に体調を話すことをためらっていたら…と思うと本当に怖いです。奇跡のようなその出会いをきっかけに、中医学を本格的に学び始め、今はその恩師の先生の漢方薬局で働きながら、勉強を続けています。
私たちお年頃世代は、子育てや介護、家事に仕事と、いろいろなことをこなしながら忙しい毎日を送っている方が多いと思います。そのうえ年齢からくる体の変化が重なり、何も症状のない人のほうが珍しいくらいかもしれません。
そんな方々に、私の知識や経験が少しでも役に立ったらと切に願います^^まだまだ勉強不足ではありますが、どうぞよろしくお願いします(^^)/