職場の方が体調不良でしばらくお休みされることになり、仕事が急に忙しくなっています💦元気に回復されますように。そしてまた一緒に働けますように。同僚一同、心からお祈りしています。そして、今週は気が付くと6連勤(@_@)倒れないよう、家事を手抜きしつつ、そして忙しいからと仕事でポカをしないよう頑張りたいと思います。
残念なのは、忙しすぎてプラセンタ注射に通えないこと。不眠が悪化したときに、藁にも縋る思いでプラセンタ注射を打ち始めて、今で5年ほど。普段は週1~2回ほど通っていますが、ここ最近行けていない…((+_+))来週こそ隙間時間で打ってこようと思います。さてこのプラセンタ、漢方薬でもあることご存じですか?今日はプラセンタについて、お伝えしますね~
プラセンタ
「プラセンタ」とは、哺乳類の「胎盤」のことです。お母さんのお腹に宿ったばかりの胎児には、発育に必要なさまざまな臓器の機能がまだ十分に備わっていません。そのため、胎盤は、肺や消化器の機能、つまり赤ちゃんが成長するのに必要な酸素と栄養をお母さんの血液から受け取るという大きな役目をしています。それ以外にも肝臓や腎臓、老廃物の排泄、ホルモン生成などの機能も助けてくれます。受精卵が子宮内膜に着床してしばらく経つと、受精卵と子宮内膜の両側から胎盤がつくられます。胎盤の形成は、受精後約5週目から始まり、13週ごろ完成し、妊娠8ヶ月ごろまで発達するといわれています。そして、プラセンタには、タンパク質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。人間以外の哺乳類は、出産後に母親が胎盤を食べて、子供を育てる母乳の栄養とするそうです。
薬としてのプラセンタ
・更年期障害
ほてり、イライラ、のぼせ、不眠、気分の落ち込みといった更年期特有の症状を緩和・改善させる薬として保険適用されています。また、自律神経のバランスを整える働きや、ホルモンのバランスを調整する働きもあり、PMS(月経前症候群)や生理不順の改善にも有効とされています。
・肝機能・肝硬変
肝機能の回復や肝炎・肝硬変の治療に対して保険適用されています。肝細胞を活性化してくれるだけでなく、肝臓で活性酸素が過剰に発生することを抑制(免疫賦活作用)したり、余分な活性酸素を除去する作用(活性酸素除去作用)があります。
・その他
疲労回復、眼精疲労、不眠、肩こり・腰痛、花粉症などのアレルギー、動脈硬化など、多彩な不調の緩和・改善に効果が得られています。
プラセンタの美容効果
・美白効果
メラニン色素をつくる「チロシナーゼ」という酵素の活性を阻害する働きがあり、シミとなるメラニンの合成を抑えることで、シミ予防が期待できます。また、血行促進作用があり、新陳代謝を高めることで、肌のターンオーバーを促進し、できてしまったメラニンの排出をスムーズにします。
・美肌効果
皮膚細胞の活性コラーゲンやヒアルロン酸などをつくりだす、線維芽細胞の増殖を促すことで、肌にハリをもたらし、シワやたるみの改善が期待できます。また、強力な抗酸化作用があり、過剰な活性酸素の発生を抑制し、肌のくすみの改善にも効果が期待できます。
・その他
抗炎症作用や抗ストレス作用があり、肌トラブルに影響する炎症やストレスを軽減します。
注意点
プラセンタによって何らかの副作用が起こる可能性は極めて低いと言われていますが、プラセンタの種類によってはアレルギー反応を起こす可能性があります。また、感染対策が徹底して行われているため、過去にプラセンタ注射によって感染症が起こった例はありませんが、プラセンタ注射を受けると献血ができなくなります。
漢方薬としてのプラセンタ
生薬としてのプラセンタは、「紫河車(しかしゃ)」。人胞、包衣、胞衣、胎胞、胎衣ともよばれ、健康な産婦(人or哺乳動物)の胎児胎盤をトロ火で煮詰めて乾燥させたもの、となっています。「腎」、特に「腎陽」を補う生薬に位置づけられます。もともとヒトの胎盤を使っていましたが、現在、日本では豚の胎盤を使います。中国では秦の始皇帝や楊貴妃も不老長寿の妙薬として愛用していたそうです。
【効能】
- 補腎益精・助陽…老化防止作用や成長を促し、精力や元気を高める作用。体を温める作用
- 益気養血…身体に元気をや栄養を与え、血液を補う作用
- 補肺止咳…肺に栄養を与え、喘息や咳症状を正常に戻す作用
漢方薬としては、現在は不妊症に対して使用されることが多いようですね。この生薬に限ったことではないのですが、腎を補う薬は服用してすぐ効果が出るのではなく、長く服用することで効果が得られるので、疲労回復、と言ってもドリンク剤的な使用は意味がないです。体に合うものを気長に続けていく必要がありますね。
プラセンタは注射やサプリメントで摂取できます。その効果に対しては、様々な意見があることはもちろん承知ですが、私はプラセンタ注射で不眠や肩こりに一定の効果があったので、もうしばらく続けようと思っています。皆様も、プラセンタ、ちゃんと理解して上手に利用してみませんか~(^^)/
いつも楽しく拝読してます。
プラセンタの漢方があるのを知り飲んでみたくなりましたが体質的に『腎虚』の方だと
思います。その場合は避けた方がいいのでしょうか?
ご覧いただきありがとうございます。腎虚とのことですが、腎虚は、潤い不足の「腎陰虚」、冷えがつらい「腎陽虚」に分かれ、紫河車は主に腎陽虚を補う生薬です。だた、腎虚が進むと、腎陽、腎陰両方不足している場合もあるので、夜間に微熱が出るようなひどい腎陰虚でなければ、一度試してみられてもいいと思います。今後ともよろしくお願いします。