富士山に登りたい!中医学的高山病対策💛

先日、息子の引っ越しが終わり、家を出ていきました。出て行ったあとは寂しいだろうなぁと覚悟していましたが、今はやれやれと思う気持ちのほうが強くて、この1~2か月の疲れをいやすため、マッサージに行ったり、ため込んだドラマを見たりと、のんびり楽しんでおります(^^♪

さて、これから増えるであろう自分時間を何しようと思っていたら、うれしいお誘いが❣夏の富士ト登山リベンジが決まりました~去年、10年ぶり2回目チャレンジしましたが、まさかの台風直撃で、3400メートル付近で断念…まあそれはそれで楽しい思い出なのですが、今回は3度目の正直、なんとしてでも頂上に登るぞー!!わくわく感が一気にマックスになってきました~^^

今後の日程は、まず体力をつける、そして、去年古い装備で行ったらいろいろ大変だったので、今回はちょっとお金をかけて装備を整える(*^-^*)去年成功した(と思う)高山病対策は、1年分歳をとっているので、今年はさらに念入りに準備することにします~!!今回は、高山病を予防するためのドーピングについて、そして、直前の対策について、去年実践した方法をご紹介したいと思います~

高山病

高山病とは、一般的に言う「病気」ではなく、低酸素状態に置かれたときに体が順応できずに起こる症候群のことで、「低酸素症」や「高度障害」とも言われています。発症の程度や発症するかどうかは個人差が大きく、年齢や体力には関係ないとのこと。誰でも起こる可能性があります。高山病の良く知られている症状としては、頭痛・めまい・動悸・吐き気、嘔吐・眠気・むくみなどがあります。そのまま放置すると、脳浮腫や肺水腫といった重篤な状態になる可能性もあります。

そして、初めに出やすい症状が、「ぼーっとする」「ふわっとする」「眠気が出る」これらの症状に気が付くことが大事です。爪や唇の色が青くなってくるチアノーゼの症状で高山病に気が付くこともあるので、お互いに顔色を確認しながら歩くことも必要ですね。

高山病にならないために

・しっかりと高地順応すること
1合目から登ると高山病になる確率がぐっと減るそう。五合目から登る場合は、急激な気圧の変化・酸素の薄さが体にとって大きな負担になるので、1時間ほどその場で過ごし、酸素の薄い環境に慣れるようにする。

・ゆっくり歩く
酸素が少ない状況で、いつもと同じペースで歩くとオーバーペースになるので、こまめに休憩をとり、ゆっくりと歩くことを意識する。

・意識的に呼吸する
酸素が薄くなっていくことでとりこめる酸素の量が少なくなるので、深めの呼吸を意識する。目の前にあるローソクの灯を消すように口をすぼめて息を吐きだす、歩くリズムに合わせて呼吸することがおすすめ。

・水分・エネルギー補給をこまめに
汗をかいて体液が消耗されてくると、血液がどろどろになって酸素を運ばなくなるため、こまめに水分をとることが大事。また、高所ではエネルギーを普段より使うため、エネルギー不足に陥って、ぼーっとしたり、ふわっとなったりする。その症状が高山病の初期と似ているので、どっちが原因かわからなくなるので、こちらもこまめに補給することが大事です。

予防ドーピング

高山病になる原因を考えると、「酸素」がキーワードですね。体の各組織で酸素が欠乏状態にならないよう、まずは肺で酸素をしっかりととりこめること、そしてその酸素をしっかりと全身の各臓器まで供給できることが大事です。

  • 麦味参顆粒

ブログに何度も出てくる大好きな漢方薬「麦味参」。心肺機能を強くして、動悸や息切れに効果的。汗をかいて疲れた時には欠かせません。高山病対策にまずは大事な一品です!

  • 心沙棘(しんさーじ)

中国西南地区の山奥の清流沿いに群生する野生の植物、沙棘(サージ)の果実から抽出したエキスを使った健康食品です。フラボノイド成分とビタミンC、ポリフェノールを豊富に含有し、毛細血管強化、血行改善、血管からの栄養の吸収を調整する作用が期待できます。

  • 香ロゼア(しゃんろぜあ)

シベリアなどの標高の高いところや北極地帯などに生育している「ラジオラ・ロゼア」と言う植物が原材料です。アダプトゲン(環境適応源)作用が優れており、どんな環境の変化にも体がついていけるよう順応性や抵抗力を高めてくれ、結果的に体がストレスを感じにくくなる効果が期待できます。また大脳皮質にも作用し、神経系統の疲れや集中力低下にも効果が期待できます。

去年は、これらを登山2週間前から服用しました。1日2回で飲みましたが、今年は1日3回にしようかな💦

直前の高山病対策

10年前は、ダイアモックスという薬を飲んで高山病を回避しようとしましたが、5合目に停めた車の中に置き忘れるという痛恨のミス。去年は漢方薬と組み合わせて、体調不良を回避できました。

  • ダイアモックス(アセタゾラミド

緑内障で使われることの多いダイアモックスは、高山病の予防にも使われます。その作用機序は、尿中HCO3の排泄増加に伴い、代謝性アシドーシスが引き起こされ、呼吸中枢が刺激されるというもの。その結果、体の隅々に酸素を送る働きが上がります。
予防使用する場合は、高度を上げる日の朝から、もしくは急性高山病の症状が出そうだと感じたときに服用します。

  • 五苓散

二日酔い対策で紹介した漢方薬で、身体の水分循環を改善する代表的な薬です。余分な水分を身体から排出するだけでなく、身体全体での水分のバランスの偏りを整えてくれます。身体のむくみや、身体の水分の異常によって生じる様々な症状に効果が期待できます。吐き気やおう吐、下痢、めまいや頭痛、動悸などに使われます。この薬のいいところは、脱水状態では利尿作用は無く、水分は多い状態でのみ利尿作用が働き尿量が増えるところです。二日酔いにも効果がありますよ☺

  • 霊黄参

最古の薬物書といわれている「神農本草経(しんのうほんぞうき ょう)」に収載されている牛黄(ごおう)と人参(にんじん)を配合した生薬だけの滋養強壮剤です。疲れがたまってひと晩寝ても取れないとき、病中病後の方などの滋養強壮にすぐれた効果を発揮します。あと一がんばりしたい時におススメの漢方薬です。

ダイアモックスは当日朝から飲み始め、五苓散は、5合目についたときに1包、7合目くらいでやや頭痛を感じた時に再度飲みました。霊黄参は前回はお世話にならずに済みましたが、頂上まであと一息の時に持っていると心強いと思います♪

まとめ

何はともあれ、まずは歩ける体力をつけないといけません^^;去年の秋までは月一で登山に行っていましたが、寒くなって冬ごもりしてしまい、今はまた朝晩10分のヨガ程度…早速これに筋トレを追加、月一回山登りも再開しようと思います❣そして、以前ブログで「水泳をする」と宣言しましたが、一回行っただけでその後すっかり忘れてしまっていた^^;こちらも早速再開しま~す。体力増強と予防ドーピング、直前対策を完璧にして、今回こそ悲願達成がんばりまーす(^^)/

 

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