毛細血管復活大作戦!!

買い物に立ち寄ったドラッグストアに、血管年齢を測る機械がおいてありました。普段から血流に気を付けている私。さぞかしいい値が出ると思いきや、5段階のB判定、血管年齢51歳という、なんとも微妙な結果。ちょっと悔しいので、今回なぜこんな値になってしまったか、検証していきたいと思いますー💪

血管年齢測定器

今回測定に使用されていた機械は、株式会社ピーテックの血管年齢測定器「メディカル・アナライザー」でした。加速度脈波検査の原理が使用されている機械です。
心臓から血液を送り出す「拍動」は、「脈拍」として指先の血管に伝わります。人差し指をセンサーの中に入れることで、指先の脈の波形が記録され、この波形から加齢指数を算出し、血管年齢を推算していきます。指を入れてすぐに結果が出る便利な検査ではありますが、測定値の誤差が生じやすいというデメリットがあります。指先の細い血管の脈をもとにするため、緊張していたり、運動直後だったりすると、本来の数値が得られなくなる恐れがあります。血管年齢や動脈硬化の状態をより正確に把握したい場合は、別の検査法と組み合わせることがおすすめされていました。

血管年齢とは?

実年齢とは別に、血管のしなやかさ・硬さを基準にした血管の年齢のことです。血管は加齢とともにしずつしなやかさを失っていきますが、生活習慣の乱れやストレスなどで血管の老化スピードが早まり、血管年齢が実年齢よりも高い方が増えています。

毛細血管

さて、毛細血管についてお伝えします。毛細血管は動脈と静脈をつなぐ極細の血管で、0.01mmと肉眼では見えないほど細い血管で、全身に張り巡らされています。細胞に酸素や栄養素を運び届け、二酸化炭素や老廃物の回収などを行う重要な役割を担っています。
血管の99%を占める毛細血管は、30代あたりから減りはじめ、60~70代になると20代の頃に比べて4割も減ってしまうと言われています。血流が悪い状態が続くと、毛細血管まで栄養や潤いが行き届かなくなり、毛細血管がさらに減っていく悪循環が起こります。

毛細血管が減ると起こる不調

  • 冷え性

体の末端(手・足)の冷えを引き起こしやすくなり、この状態が続くと、全身の冷えによる風邪や頭痛、下腹部痛など、さまざまな不調が起きやすくなります。

  • 肌の老化

毛細血管が減少すると、肌の細胞に栄養や酸素が行き届かなくなり、シワやたるみの原因になります。
特に目元には、毛細血管が密集しているため、肌がくすんだようなにごった印象になりやすいです。

  • 髪の乾燥、抜け毛の増加

毛細血管が減少すると毛根に栄養が行き届かず、抜け毛や髪の乾燥がおこります。 

  • 免疫力の低下

免疫力が落ち、風邪をひきやすくなったり、感染症のリスクが高まります。

  • むくみ

水分や老廃物を回収しきれず、むくみのもととなります。

毛細血管が減る原因

栄養不足
加齢
慢性的な疾患
ストレス
・酒・たばこ・紫外線

毛細血管の健康を維持するためには、バランスの取れた食事、適切な運動、喫煙や過度な飲酒の回避、ストレス発散などがだいじになってきますめ。

毛細血管を増やす方法

毛細血管を増やす最も有効な方法としておススメが、運動です。運動すると筋肉細胞が酸素を求めるのに応じて、新しい健康な毛細血管が生み出されるようになります。特におすすめは、「筋トレ」と「有酸素運動」の組み合わせです。筋トレ5分、有酸素運動=ウォーキング15分程度の組み合わせで十分だそうです。

さてここで、毛細血管におススメの漢方薬❣

冠元顆粒(かんげんかりゅう)

中国の漢方処方「冠心Ⅱ号方(かんしんにごうほう)」は、丹参を主成分に瘀血を改善する5種類の生薬からなるもので、1966年文化大革命の時代に作られた漢方薬です。冠元顆粒は、冠心Ⅱ号方を日本人の体に合うように作られたもので、活血作用に優れ、瘀血による様々な疾患に用いることができます。
特に、人間の体の99%以上を占めると言われる毛細血管の血の巡りを良くすることが知られていて、毛細血管の減少を抑えます。
期待できる効果としては、
・血管の弾力性がアップして、血管を丈夫にする
・赤血球を柔らかくして毛細血管を通りやすくする
などから、動脈硬化の抑制を期待できます。ツムラにはないので残念ですが、漢方薬局で購入できるところも多いです。

冠元顆粒と他の活血化瘀剤との違いはこちらから(^^♪

まとめ

以前勤めていた漢方薬局では、血流観察会を定期的に行っていました。そこで使われていたものは、爪の根元の皮膚の血流を見るというもので、実際の流れはよく見えましたが、血管年齢は測ったことがありませんでした。今回、年齢を突き付けられて、結果的には自分の生活を改めて考え直すいい機会になりました。末梢血管の血流を促進することはスローエイジングの基本。血管の若さは体の若さにつながります。皆様も、ぜひ、運動、そして漢方薬で毛細血管復活目指しましょうね~(^^)/

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