憧れの富士山頂上に立つことができました〜‼️
去年はまさかの台風直撃で後少しのところで断念。今年も、数日前にまた同じような台風が発生し、その進路予報と富士山登山指数に一喜一憂して、登る前から疲れ果てましたが、当日はまさに登山日和!きれいな景色に感動しながらの登頂となりました。最高峰の剣ヶ峰に立った時は、疲れも吹っ飛び、一緒に登った仲間と感動を分かち合いました~😂
さて、最後のお鉢巡りの時に、とうとう高山病になってしまい、そこから高度を下げるまでは頭痛と吐き気との戦いでしたが、まずまず高山病対策は成功したと思います(^^♪今回は、富士山登山の途中に使った薬を中心に、中医学的高山病対策のまとめをお伝えしますね~
前日までの準備編
こちらのブログにもかきましたが、心肺機能を強くして動悸や息切れに効果的な「麦味参(ばくみさん)顆粒」、毛細血管強化や血行改善、血管からの栄養の吸収を調整する作用が期待できる「心沙棘(しんさーじ)」、アダプトゲン(環境適応源)作用が優れており、順応性や抵抗力を高める作用が期待できる「香ロゼア(しゃんろぜあ)」の3本建てです。2週間前から服用開始しました。
前日から登山中編
尿中HCO3–の排泄増加に伴い、呼吸中枢が刺激され、体の隅々に酸素を送る働きがある「ダイアモックス(アセタゾラミド)」を、前日の朝から服用する予定が、うっかり飲み忘れ、前日夕方から慌てて服用開始しました(^^;当日は、朝以外に、やや頭痛を感じた9合目あたりで追加服用しました。
また身体の水分循環を改善する代表的な漢方薬の「五苓散(ごれいさん)」を当日の朝から服用開始。3時間おきくらいに服用しました。
そして、9合目あたり、いよいよ身体がつらくなってきたときに服用したのが「霊黄参(れいおうさん)」です。古来、強壮生薬として用いられてきた動物性生薬「牛黄(ごおう)」と植物性生薬「人参(にんじん)」を配合したすぐれた効きめの滋養強壮剤です。今回は、私の救世主となったこの薬について、お伝えしますね~
霊黄参の構成生薬の働き
【牛黄の主な働き】
・心臓を元気に、すぐれた強心作用がある。
・動悸息切れに良く効く。
・疲労回復
牛黄とは、牛の胆石のことで、『日本薬局方』にも収載されています。牛黄をもった牛は千頭に一頭といわれ、最近では衛生環境の整備された牧場が多くなったため、更に胆石持ちの牛が少なくなり、市場でのグラム当りの価格は金と変わらなくなっているそうです。その薬理作用として、血圧降下作用、解熱作用、低酸素性脳障害保護作用、鎮痛作用、鎮静作用、強心作用、利胆作用、鎮痙作用、抗炎症作用、抗血管内凝固作用などが挙げられており、適用としては、動悸による不安感の鎮静、暑気当たりに対する苦味清涼、のどの痛みの緩解に粉末にしたものを頓服する。また、主として配合剤の原料とするとの記載があります。
【人参(薬用人参)の主な働き】
・風邪や病気になりにくくなる。
・胃腸の働きをととのえて、元気を回復させる。
・病中病後の滋養強壮と体力増強。
・身体の基礎代謝を上げる。
・疲れにくい体質に改善する。
・身体のバランスをととのえる。
薬用人参(やくようにんじん)は代表的な補気薬(=気を補う薬)のひとつで、「朝鮮人参」「高麗人参」、「御種人参(おたねにんじん)」など、いろいろな呼ばれ方をしています。「気虚証」を中心とした虚証に用いられます。人参はとても温かく(温性)、補う作用が非常に強い生薬です。疲労回復や病後の体力回復など、からだの機能を高め、からだを元気にする強壮効果が強いです。丈夫で疲れにくく、精力的に活動し、老化の進行をできるだけ防ごうという目的で使われます。
これらの効果の主な成分は、人参に含まれるサポニンという苦み成分です。数十種のサポニンが有効成分で、滋養・強壮作用が特徴です。
霊黄参のおかげで、9合目からのほんとにつらい道のりをがんばりきれたかなあと思います。残念ながら、お鉢巡りをしている途中にとうとう高山病になってしまい、お仲間さんたちとの山頂での乾杯はあきらめましたが、無事登って降りてこられて大満足。本当に一生の思い出になりました❣
あー諦めなくてよかった😊
富士山、しばらくは見るのもイヤと、降りた直後は思いましたが、みんなで頑張って登ったこと、そしてそれを支えてくれた優しい優しい友人達の存在、たくさんの励ましのお声を、見るたびに思い出すことができるなんて素敵過ぎです~❤️
富士山に向けて始めたにわか山ガールも、思いのほか登山の楽しさにはまってしまい、もうしばらく続けていく予定です。年々衰えていく足腰を、何とか筋トレや漢方薬で補いながら、のんびり長ーく登山続けていければいいなあと思っています(^^♪