秋の味覚の王様と女王様～♪

いや～９月も半ばというのに、毎日とんでもなく暑いです💦食欲がすっかり落ちてしまってますが、それでも家族のご飯を作らなければならない！仕方なくスーパーに行くと、目に飛び込んできたのは「梨」。異常気象のせいか、例年よりお高めでしたが、おいしくいただき、体に潤いが戻ったような気分です(^^♪先日は、イチジクもいただき、何とか果物で生きながらえています。
さて今回は、秋の味覚の梨とイチジクについてくわしくお伝えしようと思います～♪

梨の栄養

約90％が水分である梨の主な栄養は、カリウム、銅、食物繊維、ビタミンC、アスパラギン酸やクエン酸などアミノ酸です。ビタミンは全般的に少なめになります。

カリウム

余分な塩分（ナトリウム）を出す、血圧を下げる、心臓を正常にはたらかせる、筋肉をスムーズに動かす、むくみを解消するなどの働きがあります。

高酸化力が高く、感染症を防ぐはたらきもある必須ミネラルです。風邪など感染症から守る、貧血を予防する、骨粗鬆症や動脈硬化を防ぐ、いろんな病気や老化を防ぐなどの効果があります。

不溶性食物繊維

便秘を解消する（便のカサを増やす）、デトックス（有害物質を排出する）、ダイエットなどに効果があります。

水溶性食物繊維

中性脂肪を減らす、コレステロールを下げる、血糖値の上昇をおさえる、腸内環境を整える（便秘解消）、血圧を下げる、ダイエットなどの効果があります。

ビタミンC

コラーゲンの生成、植物性食品からの鉄の吸収を助ける働きをしています。抗酸化作用があり、動脈硬化予防、老化防止にも有効です。さらには、美肌効果や免疫力を高める働きもあります。

アスパラギン酸、クエン酸

TCAサイクルの合成を円滑にするとともに、乳酸を分解してエネルギーに変える栄養で、疲労回復に効果的です。

薬膳から見た「梨」の効能

薬膳的には梨は、肺を潤す代表的な食材です。「身体にこもった熱を下げ、喉の渇きをとる」「痰を取って咳を止める」「乾燥を抑え血を補う」「酒の毒による症状を取り除く」とされていて、夏の暑さで乾いた身体を潤して、秋に出やすい咳や痰の対策によく使われます。身体を冷やす作用があるので、冷えやすい方は、温めて食べるのもおすすめです。胃腸の弱い方も食べ過ぎには気をつけてください。