9月になりましたが、まだまだ暑い日が続いていますね~こちらは、今日は最高気温が30度くらいで、少し過ごしやすい一日でした。でもまた週末は猛暑復活との予報…💦早く涼しくなってほしいですね。今日はそんな期待も込めて、秋の養生お伝えしますね~
秋の養生
秋といえば、湿度が下がり一年中で最もさわやかな季節です。その分、乾燥しやすく、乾燥に弱い「肺」がダメージを受けやすい季節です。秋の主気である燥邪(そうじゃ)は、口や鼻から入り、直接肺を犯すという特徴があります。だから、乾燥する秋は,肺の病気(カゼや喘息など)を起こしやすい季節、ということができますね。また、大量の汗、冷房による皮膚への負担、睡眠不足による体内の潤い不足といった夏の消耗から、体の中の乾燥(内燥)が起こりやすい時期です。外燥(大気の乾燥)と内燥が重なると、心と体に様々な支障が出てくる可能性が強まります。
漢方の古典「黄帝内経(こうていだいけい)」では、この季節には、鶏の寝起きのように、早く寝て早く起きることであり、心を安らかにして、くやまず精神を落ち着かせて、秋の気が身体を損なうことのないようにし、やたらと動きまわって、肺を冷やさないようにする。」とあります。この時期の養生として大切なのは、乾燥に気を付け、夏の疲れを癒し、冬への備えをすることですね。
燥邪
燥邪には、「温燥」と「涼燥」があります。温燥は、初秋の時期に現れる邪気で、夏の熱気が残る今の時期、熱にも対策が必要な邪気です。涼燥は、晩秋に現れる邪気。冬の寒気の影響も加わるので、寒さにも対策が必要です。
燥邪の特徴
- 乾燥
燥邪は乾燥させる性質が強く、人体の津液を損傷します。口やのどの乾燥・渇き、皮膚のかさつき、尿の量が少ない、便秘気味などの症状などの症状が表れます。
- 肺を損傷しやすい
肺は外気に直接触れているためデリケートな臓器で、乾燥を嫌います。燥邪が体に侵入すると、まず肺を犯し、咳、喘息、呼吸が困難になるなどの症状が表れます。
秋の食養生
秋におススメの食材は潤いを与える食べもの。
レンコン、さつま芋、里芋、玉葱、人参、白菜、まいたけ、しめじ、椎茸、銀杏、白きくらげ、豆腐、リンゴ、柿、ナシ、アボカド、ぶどうなど
旬の食材が多いですね^^
秋の生活養生
- 薄着をしすぎない
気の勢いが外向きから内向きに変わるので、皮膚の防衛力が手薄になります。薄着でからだの熱や水分を逃がしたりして、かぜを引かないように気をつけ、汗をかいたらすぐに拭きましょう。
- 汗をかきすぎるような激しい運動は避ける
汗のかき過ぎは、内燥が進みやすくなります。激しい運動をした後は、必ず潤いをケアしましょう。潤いを保つのにおすすめは「麦味参(ばくみさん)顆粒」です♪
- 眠り過ぎない
長く寝ていると、秋と関係の深い肺気が虚すといわれています。肺(呼吸器)が弱っている人にとって、体を休ませ過ぎることは、気のめぐりをますます悪くします。早寝早起きを心掛けましょう。
私たちお年頃世代以降の年齢の方は、とくに体内の潤いが不足しがち。湿度が下がって気持ちいい季節ですが、体の潤いは保っていきたいですね~