膝のサプリメントは本当に効果があるの?

のんびり日記

ここ1か月くらい、膝痛が続いています。2年ほど前登山中に膝痛を起こし、その時に年相応の変形性膝関節症と診断されていました。その後、しばらく痛みはない状態だったのですが、今回はだらだらと弱い痛みが続いている状態。ちょっと良くなったと思い、動いてはまた痛む、を繰り返していて、レントゲンの結果やっぱり年相応の…と診断。痛みが取れるまでしっかり休むしかないとのことでした💦💦

さて、なかなか治らない状態が続くと、なんとなく気になる膝のサプリメント。軟骨成分が食べて膝にくっつくわけないじゃんと、今まではばっさり切り捨てていたのですが、藁にもすがりたい気持ちがわかる気がします…

膝の痛みや変形性膝関節症で悩む方の多くが、一度は「サプリメントを試してみようかな」と考えたことがあるのではないでしょうか?でも私のように「本当に効くの??」「効くのならなんで薬にならないの?」と疑問に思う声も多いです。
今回は、膝のサプリメント(グルコサミン・コンドロイチン・コラーゲン・ヒアルロン酸)の有効性について整理してみます。


膝のサプリの効果と吸収率

グルコサミン

一例です「(*^-^*)

グルコサミンは、アミノ酸と糖が結合したアミノ糖の一種です。 主に軟骨や腱、靭帯などに多く存在しており、これらの組織を構成する重要な成分です。 軟骨は、骨と骨が直接ぶつかるのを防ぐクッションのような役割を果たしており、グルコサミンはその軟骨を構成する成分を生成するための材料となります。 グルコサミン硫酸塩 1,500mg/日は、複数の臨床試験で痛みをやわらげる効果が示されています。
経口投与後の吸収率は約20〜30%とされます。血中に取り込まれたグルコサミンは、肝臓を経て体内の結合組織や軟骨成分の合成に利用されると考えられています。

コンドロイチン

コンドロイチンは、皮膚や軟骨の維持を助けるムコ多糖の一種で、細胞同士の接着や水分保持など重要な働きを担っています。関節の「軟骨」の主要な構成成分の一つとして知られ、軟骨の弾力性や潤滑性を維持する役割を果たしています。いくつかの研究で痛みの改善が報告されていますが、製品や用量によって効果が変わりやすい点が課題です。
分子が大きいためそのままでは吸収されにくいですが、一部が小さく分解されてから腸で吸収されます。経口摂取後に数%程度が血中に検出され、体内では抗炎症作用や軟骨代謝の調整に関与すると考えられています。

コラーゲン(コラーゲンペプチド)

コラーゲンは、体内に最も多く存在するタンパク質であり、全体のタンパク質の約30%を占めています。 骨、腱、靭帯、皮膚などの結合組織に豊富に含まれ、組織に強度と弾力性を与える役割を担っています。 コラーゲンは三重らせん構造を持ち、特にグリシン、プロリン、ヒドロキシプロリンという3つのアミノ酸が特徴的です。 この構造が、コラーゲンの安定性と強靭さを生み出しています。
コラーゲンは胃酸や消化酵素でアミノ酸や小さなペプチドに分解され、関節や皮膚に取り込まれて合成を刺激すると考えられています。

経口ヒアルロン酸

ヒアルロン酸はムコ多糖の一種で、コラーゲン組織を保持して肌の水分量を維持したり潤滑性を与えたりする働きがあります。高い粘弾性と保水性、潤滑作用を持ち、体内に広く存在していることが特徴です。ヒアルロン酸は多くの水素結合を含むため、水分を保持する能力が非常に高いことで知られています。そのため、美容医療、医療、健康食品、スキンケア製品、化粧品などに広く使用されているのです。
そのままでは吸収されにくいですが、腸内でオリゴ糖や低分子に分解されます。吸収率自体は高くありませんが、関節内での潤滑改善や抗炎症効果に寄与する可能性があります。


ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸注射は、変形性膝関節症による膝の痛みに対して広く用いられている治療法です。膝関節内にヒアルロン酸を直接注射し、不足している成分を補うことで関節の滑らかさを取り戻し、炎症や痛みを軽減する効果が期待されます。特に、軽度から中等度の症状に対しては有効性が高いとされています。通常、週に1回の注射を3〜5回行い、必要に応じて数か月おきに繰り返すこともあります。ただし効果は人によって異なり、劇的に効くというよりは「一時的にラクになる」ケースが多いです。


まとめ

サプリメントを飲んだとき、多くの成分は胃や腸で分解され、体内に吸収されます。つまり、「そのまま関節に届く」わけではなく、一部が血中に吸収され、関節や軟骨の修復・潤滑に役立つ可能性がある、というものです。痛みを劇的に改善させる力はなく、軟骨成分が減らないように痛くなる前から栄養補助として飲むのならいいのかな、というのが感想で、ちょっと私は手遅れなようですね(-“-)

その点、ヒアルロン酸注射は「そのまま届く」ので、しばらく痛みが消える可能性はあるようですね。来週までによくならなければ、試してみようと思います。何やかや体のがたが来てしばらく落ち込んでいましたが、受け入れつつもできることはやってみよう、ようやくそういう気持ちになってきました。またその後の経過、報告しますね~(^^)/

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