体質診断してみましょう♪

さて、初めての漢方講座もとうとうあと1週間を切ってしまいました。さっきようやく資料ができて、これからどうお伝えしていくか考えるという、恐ろしいほどの準備不足ですが、まあ何とかなるだろうと、相変わらずの能天気です^^;

今回の講座では、中医学入門と体質診断の2つをメインテーマとする予定です。前半では、今後中医学に関するサイトや本を読むときに少しでも役立つよう、「気血水」や「五臓六腑」など難しいと感じる中医学の専門用語をわかりやすく説明し、後半では、参加した方ご自身の体質診断を、問診、舌診の実践をしながらやっていこうと思っています。今回は使おうと思っている体質診断を復習がてらこちらでもお伝えしようと思いまーす(^^♪

体質チェック

チェックリスト①

□ 顔色が黄色っぽい
□ 目に力がない
□ 疲れやすい
□ 軟便または下痢しやすい
□ 集中力が持続しない
□ 声が小さい
□ 風邪をひきやすく治りにくい
□ 舌や唇の色い

チェックリスト②

□ ため息を良くつく
□ お腹にガスが溜まる
□ 下痢と便秘を繰り返す
□ 胸がつかえた感じがする
□ イライラしやすく情緒が乱れやすい
□ 悲しくなってなくことがよくある
□ そわそわして焦りやすい
□ 緊張しやすい

チェックリスト③

□ 血色が悪く肌が青白い
□ 皮膚の乾燥・肌荒れ
□ 髪に潤いがなく抜けやすい
□ 眩暈や立ち眩みが起こる
□ 爪が薄くかけやすい
□ 目がかすむ
□ 不眠・不安感がある
□ 唇や舌の色に赤みがなく白っぽい

チェックリスト④

□ 顔色がくすんで、黒ずんでいる
□ 目の周りのクマが目立つ
□ シミやそばかすが気になる
□ 首肩のこりが気になる
□ 毛細血管や静脈がよく目立つ
□ よく頭痛が起こる
□ 痔がある □ 唇や舌の色が暗く紫色 

チェックリスト⑤

□ 抜け毛が多く薄毛
□ 老化現象
□ 手のひらや足裏が火照る
□ 盗汗(寝汗)をよくかく
□ 足腰が重だるい
□ 顔や頭がのぼせやすい
□ 舌の苔がないか少ない
□ 舌に亀裂が入る

チェックリスト⑥

□ むくみやすい(特にまぶたや手足)
□ 頭や体が重い
□ 大便がゆるい
□ めまいを起こす
□ 胃が気持ち悪い
□ 肥満または水太り
□ 身体が冷える
□ 舌が大きく歯型が付いている 

体質診断

①が多い方→気虚(ききょ)

【特徴】
疲れやすい
風邪をひきやすい、治りにくい
あまり食欲がない
寒がり、冷え性
下痢をしやすい

【食生活養生】
暴飲暴食を避け、冷たい飲み物や生もの控える
過労、夜ふかしを避け、十分の休息する
イモ類・豆類・米類などをしっかりとり、消化のいいものを適量食べるようにする
運動のしすぎや汗のかきすぎに注意

②が多い方→気滞(きたい)

特徴
イライラしやすい
落ち込みやすい
お腹はってガスやゲップがでやすい
生理不順や月経前症候群がある
ストレスから食べすぎることがある

【食生活養生】
適度な運動でストレス解消を心がける
柑橘系など甘酸っぱいものや香味野菜(春菊、三つ葉、セロリ)を食べる
ミントやローズなどハーブティもおすすめ
アロマなどでリラックスをする

③が多い方→血虚(けっきょ)

【特徴】
めまいや立ちくらみを感じる
顔色が白く艶がない、カサカサする
手足のしびれがある
眠りが浅いなど睡眠トラブルを感じる

【食生活養生】
無理なダイエットは避け、栄養バランスを考えた食生活を心がける
生もの・冷たい飲食物の摂りすぎに気を付ける
過労、夜更かしを避け、十分な睡眠をとる
冷えを避ける

④が多い方→瘀血(おけつ)タイプ

特徴
肩こりや頭痛がある
手足の冷えがある
生理痛がひどい、塊が混じる
顔色や唇の色が暗い
シミやそばかすが多い

【食生活養生】
冷たい飲食物・肉類・脂っぽいものの摂りすぎに気をつける
薄着、冷房などによる体の冷えが厳禁
ストレスを上手く発散する
運動不足、長時間同じ姿勢でいることを避ける

⑤が多い方→陰虚(いんきょ)

特徴
のどの渇きを感じる
のぼせやほてりがある
便がコロコロしている
皮膚や目が乾燥する
体温が高め

【食生活養生】
過労や夜型の生活習慣を避け、十分な睡眠をとる
刺激の強いもの(唐辛子の強い料理、お酒、たばこ)の摂りすぎに気を付ける
こまめに水分を補う
白い食材(豆乳、豆腐、大根、ゆり根)と黒い食材(あさり、しじみ、はまぐり、黒ごま)がおすすめ

⑥が多い方→痰湿(たんしつ)

特徴
ぽっちゃり型
むくんでいると感じることが多い
甘いものや油っこいものが好き
吹き出ものがよく起きる
血中コレステロールや中性脂肪が高い

【食生活養生】
水分・甘いもの・油っぽいもの・冷たい飲食の摂りすぎ、お酒の飲みすぎに気を付ける
しっかり汗をかく運動をして体内の余分な水分を出すようにする
夜遅く食事をとらないようにして腹八分を心がける、食後すぐ寝るのは禁物
食物繊維の多いものや根菜類を多くとる

まとめ

今回紹介した6つのタイプは、一つだけ、という場合は少なく、複数の体質を併せ持つことが多いです。例えば私は、気虚血虚を併せ持つので、普段から食事に気を付け、疲れすぎないようしっかり休息を取ること、ストレスがかかると、食欲低下を招くため、リラックスをしてバランスを整えることを心がけています。みなさまもぜひご自身の体質を知り、自分に合った改善法を取り入れて、日々元気に過ごしましょうね~(^^)/

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