桜があっという間に満開になったと思ったら、あいにくの雨が続いていますね~(>_<)今年は、息子の引っ越しでバタバタしていて、お花見どころではなかったですが、今日ようやくひと段落。週明けサクッとお花見に行ってこようかなと考えています。雨だけど気温も低いので、なんと散らずにもってくれますように…
相変わらずスギ花粉も大量飛散が続いているようですが、気づいたら全く症状が出ていません。点鼻薬と点眼薬だけは続けていますが,やっぱなりおった━━━━(≧▽≦)━━━━!!皆様、今年こそ自信をもって申し上げます!花粉症は腸内環境を整えることで改善しますよ~♪
さて、砂糖の摂りすぎによって、睡眠が乱れ、イライラ感が増すという話を聞き、4週間前から「砂糖断ち」を始めました。特に甘いものに目がない、というわけではありませんが、つい仕事や家事の合間に一口つまむことが多い毎日、結構な砂糖の量を食べていると思います。肌に悪いのは知っていましたが、眠りに関係すると聞いたら、試してみずにはいられなくなり…今回は、砂糖について、砂糖断ちの方法、4週間経過した感想、また中医学から見た甘いもの、についてお伝えしたいと思います
砂糖はなぜ体に悪いか
- 砂糖中毒
砂糖をはじめ甘いものを食べると脳からドパミンが分泌されます。ドミミンは「快感や多幸感」に関わるホルモンで、分泌されると満足感が得られますが、分泌され過ぎると、自制心や欲望の抑えが効かなくなります。また、砂糖への耐性も高まるため、食べても満足感を得にくくなります。つまり、甘いものを食べると、ドーパミンが過剰に分泌されることで「快感」を感じて、もっともっと砂糖が欲しくなる、といった中毒症状を引き起こす恐れがあります。
- 血糖値スパイク
血糖値とは、ブドウ糖(グルコース)の血中濃度を指します。砂糖は体内に取り込まれると、ぶどう糖に分解され、その結果、血中のブドウ糖濃度が上がります(血糖値の上昇)。血中のブドウ糖濃度が上がると、膵臓(すいぞう)から分泌されたインスリンによって、最初に肝臓でブドウ糖が蓄えられ、残りが筋肉や脂肪などに取り込まれます。これによって血中のブドウ糖濃度が下がります(血糖値の低下)。
この血糖値の変動は、ふつうはゆるやかですが、食後の血糖値が急上昇と急降下を起こす状態を「血糖値スパイク」といいます。「血糖値スパイク」は、血管にダメージを与えやすいと言われており、この状態を起こしやすい人の生活習慣としては、「炭水化物中心の食事をたくさん食べる」「食べる速度が早い」「運動不足」ということがわかっています。砂糖の摂りすぎも血糖値スパイクを起こしやすいと言われています。
この血糖値の乱高下は、イライラ感やうつ状態を引き起こす可能性があるともいわれています。砂糖を断つことによって睡眠が安定するのは、このあたりの影響と思われます。
- 糖化
血液中に「糖質」が増えすぎると、糖質が細胞や筋肉など体内の組織を作っている「たんぱく質」と結びつき、そこに「体温の熱」が加わると、終末糖化産物(AGE)ができます。AGEは体内のさまざまな組織を劣化させ、「肌トラブル」やさまざまな「病気」を招く恐れがあります。
砂糖断ち
私が行ったのは、 “完全な” 砂糖断ちではなく、ゆるゆる 砂糖断ち。完全な砂糖断ちをすると、料理にも使えなくなるし、外食も楽しめなくなるので、それは料理の味付けはオッケーとしました。やめたのは、間食につまむクッキーやチョコレートなど砂糖入りのお菓子、スポーツ飲料を含めたジュース、ジャム、甘いアルコールです。これだけでも毎日どれほどの砂糖をとっていたのだろうか…ちなみに1日の推奨される砂糖の量は、25gだそうです(>_<)
その他気を付けたことは、食べる順番です。最初に野菜や海藻類を食べ、その後にご飯やパンを食べるようにすることで、血糖値の急上昇を起こさないようにしました。ご飯は、雑穀を入れて炊く、パンはライ麦パンや全粒粉パンにするなど、「白い」炭水化物はできるだけ避けるようにしました、またタンパク質は毎食しっかりとることも意識しました。
4週間経過した感想
最初3日間くらいは、甘いものが食べたくて仕方ありませんでした。でもそれを過ぎると、そんなに欲しいと思わなくなった気がします。
1週間ほどたつと、睡眠の状態がよくなってきたのを感じました。毎晩スリープサイクルというアプリを使用して睡眠の記録を付けていますが、中途覚醒がぐっと減り、朝の目覚めがすっきりするようになりました。
イライラはどうでしょうか…旦那さんにイライラする回数は変わりませんが、仕事でイラっとするのは減ったかな(^^♪昼過ぎに眠くなることは減って、集中力は高まったように思います。
肌に関しては、まだわかりません^^;糖化した肌は元に戻らないと言われているので、これからの肌に期待です❣
まとめ
今回調べてみて、いかに砂糖が体に悪いか、よくわかりました。私は気血両虚体質で、脾が弱いため、消化吸収がうまくいかず、すぐ下痢してしまいます。太らない(太れない)体質で、生活習慣病とは無縁だと思っていましたが、そうではない!砂糖中毒になると、太っていようがいまいが、生活習慣病になりやすくなることがわかりました。糖尿病などの生活習慣病の原因は、血糖値スパイク、そしてその原因でとても大きなものが、砂糖です!!
砂糖を断って血糖値スパイクを抑えることで、血管のダメージが抑えられるだけではなく、AGE産生も抑えて、さらに血管ダメージを少なくする、睡眠がよくなって、成長ホルモンの分泌も期待できる。いいことだらけのような気がします。2週間で辞めようと思っていた砂糖断ちですが、ゆるゆるのまま継続していこうと思っています♪
のんびりエイジングを目指すものとして、漢方や体質改善以上に、食養生が大切とわかっていましたが、今回、本当に目からうろこなきがしました。皆様も、これだけ体に悪い砂糖を、ぜひ少しずつでも減らしていきましょうね~(^^)/