昨日は、久しぶりに大学の同級生たちとプチ同窓会で、お食事に行ってきました。とってもおしゃれなお店で、窓が大きくあいていて、夜風が心地よく、楽しいおしゃべりとおいしい食事を楽しんできました(^^♪いつになったら暑さが終わるのだろうとうんざりですが、しっかり秋は近くまで来ていますね💛
今回は、早く涼しくな~れと願いも込めて、秋の養生をお伝えしますね~♪夏の暑さでからっからになった体に、しっかり潤いを補給して、乾燥の秋を乗り切りましょう(^^♪
中医学における秋
秋は、涼しくなり過ごしやすくなってきますが、空気が乾燥するので、体内の水分が蒸発しやすく、粘膜、肌、髪、爪などに乾燥症状が起きやすくなります。
秋の体の特徴

秋は、肺や気管支のトラブルや、乾燥トラブルが起こりやすくなります。
・夏の疲れが残り、だるさを感じやすい
・乾燥による咳やのどの痛み、のどの渇き
・お肌のカサつき、髪や目、唇などの乾燥
・鼻づまり・息切れ
・乾燥による便秘や尿の量が少なく、色が濃くなるなどの症状
秋の生活養生
朝晩は冷えることも多いので、上着を持ち歩いたり、寝るときは寝具を1枚多めに掛けたり、窓を開けたまま寝たりしないようにすると良いです。
1. 生活リズム
- 早寝早起きで自然のリズムに合わせる(夜更かしは潤いを消耗)。
- 朝はカーテンを開けて日光を浴び、深呼吸で1日のスイッチを入れる。
- 冷え対策として、首・腹・足首を温める。薄手の羽織りを常備するなど。
2. 適度な運動
- ウォーキング・太極拳・ヨガなど、ゆったり有酸素を30分目安に行いましょう。
- 喉が乾く前に白湯を少量ずつ摂りましょう。
3. 心と感情のケア
- 秋は「悲」の感情が出やすい季節です。ストレスをためないよう気分転換を心がけましょう。
- アロマもおすすめです:ラベンダー、ベルガモットなど。
4. 肌・のどの潤いケア
- 室内湿度40〜60%目安にしましょう。
- 白湯やハーブティーをこまめに一口ずつ摂るようにしましょう。
- スキンケアは洗いすぎ厳禁。保湿もしっかりと。
秋の食養生
秋の薬膳では、潤いを補い、肺を養うことが基本です。また、夏に消耗した気や津液(水分)を取り戻し、冬に備える体づくりが大切です。肺を潤し、津液を増やす、湿熱・寒涼の偏りが少ないものを中心に摂ると良いでしょう。体の乾燥の原因になるものの摂り過ぎを避け、潤いを与える甘酸っぱいものを食べるのがおすすめです。
夏のように冷たい飲み物、食べ物、アイスなどを食べたり飲んだりすると体を冷やして秋バテや風邪の原因になるので注意が必要です。
おすすめの食材
- 白い食材:大根、れんこん、百合根、白きくらげ ― 肺を潤す
- 果物:梨、ぶどう、柿 ― 喉や皮膚の乾燥を防ぐ
- 滋養強壮:山芋、銀杏、黒ごま ― 体力回復や免疫力アップ
- 潤いを与える食材:はちみつ、松の実、胡麻油
控えたい食べ物
- 辛い香辛料(唐辛子、にんにくなど) ― 乾燥を悪化させる
- 冷たい飲み物 ― 胃腸を冷やし、消化力を弱める
秋のおすすめ薬膳レシピ
- 梨と白きくらげの潤いデザート

梨の甘みと白きくらげの潤い効果で、乾燥対策に最適です。
材料(2人分)
- 梨 1個
- 白きくらげ(乾燥)5g
- はちみつ 小さじ2
作り方
- 白きくらげを水で戻して小さくちぎる。
- 梨を一口大に切る。
- 鍋に水200ml、白きくらげ、梨を入れて5分ほど煮る。
- 火を止め、はちみつを加えて完成。お好みで
- クコの実を添えると色どりがきれいになって👍
れんこんと鶏肉のスープ

気を補い、咳や喉の不調を和らげます。
材料(2人分)
- 鶏もも肉 150g
- れんこん 100g
- 生姜スライス 2枚
- 塩 醤油少々
作り方
- 鶏肉を一口大に切り、れんこんは薄切りに。
- 鍋に水500ml、鶏肉、生姜を入れて煮る。
- アクを取り、れんこんを加えて10分煮る。
- 塩,しょうゆで味を整えて完成。
山芋と銀杏の炊き込みご飯
滋養強壮に優れ、秋バテの回復に。

材料(2合分)
- 米 2合
- 山芋 100g
- 銀杏(水煮)10粒
- 醤油 大さじ1
- 酒 大さじ1
作り方
- 米をとぎ、炊飯器に通常の水加減でセット。
- 山芋を1cm角に切り、銀杏と加える。
- 醤油と酒を入れて炊飯。
- 炊き上がったら軽く混ぜて完成。
まとめ
薬膳レシピは、無精者の私でも作れる簡単メニュー♪スープやご飯は薄味ですので、お好みで味を調えてくださいね~秋は「潤い」がキーワード。乾燥から体を守り、バランスのとれた食養生で、冬に備えた健康な体を作りましょう。薬膳の知恵を日常に取り入れて、季節の変化を心地よく過ごしていきましょうね~(^^)/
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