晴れたり雨風強かったり、暑かったり寒かったり…テレビでも「春ばて」の特集が組まれていましたが、最近の気温や天気の変動は、結構つらいものがありますね(>_<)今日も、蒸し暑いような肌寒いようなすっきりしないお天気で、こんな日はなんとなく気持ちもどんよりしてしまいます。そんなときにおススメ、大好きなジャスミン茶をご紹介しますね~
まずは、ジャスミンについて、前回ご紹介した中医アロマの観点からお伝えしますね~♪
ジャスミン
日が暮れると濃厚に香るため、インドでは「夜の女王」と呼ばれているジャスミン。名前はアラビア語で「ヤスミン(小さな月光)」を意味しており、月明かりの下で、月光のように咲く様子から由来しています。1kgのを採るために、精油を作るのに700kg〜1トンもの花が必要だといわれており、ローズに次いで高価な精油です。世界の4大フローラルとして『バラ(香りの女王)』、『ミュゲ』、『リラ』とともに並びます。
精油として使用されるジャスミンの中で、ジャスミン・サンバック(学名:jasminum sambac)が、茉莉花と呼ばれ、ジャスミンティーに使用されます。甘めでどこか懐かしいような香りがします。
ジャスミンの作用
- 不安を和らげる作用
鎮静と興奮の両方を併せ持っており、気持ちを鎮めるだけでなく、不安や悲しいといったマイナスな感情を和らげる働きがあります。
- 婦人科系の不調改善作用
「子宮のハーブ」と呼ばれ、ホルモンバランスを整え、生殖機能を高めてくてる作用があります。月経痛、PMS(月経前症候群分)、不感症などに効果的とされています。
- 体を温める作用
ホルモン調整作用や子宮機能の強壮などの作用により体を中から温めます。抗菌・抗細菌などの作用もあり、免疫力強化にも作用が期待できます。
中医アロマでのジャスミンの作用
火(心 )の分類となり、血液循環をよくする、心を落ち着かせる、中枢神経に働きかけるなどの作用のあるもの、とされています。同じ仲間の精油に、ラベンダー、ローズマリー、イランイランなどがあります。
ジャスミン精油の注意点
熱に弱い花のため水蒸気蒸留法ではなく、揮発性有機溶剤抽出法で精油を抽出します。そのため、溶剤が残ることから長時間の肌への使用はあまりおすすめできません。また、分娩や通経の作用があるため、妊娠中は分娩時以外の使用は避ける必要があります。
ジャスミン茶
緑茶などの茶葉にジャスミン(茉莉花)の香りを付けたお茶で、花茶と呼ばれます。体の熱を冷まし、香りによるリラックス作用と清涼感のある味わいが特徴です。ダイエット効果やアンチエイジング効果、美肌効果など女性にうれしい成分がたくさんです。また口臭予防や虫歯予防、消化促進効果があり、食後のお茶としても最適です。
【含まれている主な成分と効能】
カテキン | 血糖値や血圧上昇抑制・脂肪吸収を妨げる効果 抗酸化作用・殺菌作用 |
タンニン | 脂肪の吸収を抑制し、脂肪の燃焼を助ける働き 解毒作用・殺菌作用 |
ビタミンC,E | 美肌効果・抗酸化作用 |
ベンデルアセテート リナロール | 香り成分。自律神経を整え、女性ホルモンの バランスを調整・リラックス作用 |
カフェイン | 利尿作用・覚醒作用 |
【飲み方と注意点】
さわやかな後味が特徴のジャスミン茶は、暑い日には冷やして飲むと美味しいですが、冷たい飲み物の摂り過ぎは胃腸の不調を招くので、できれば常温で。カフェインが入っていますので寝る前は避けましょう。
【かんたんアレンジ】
体調に合わせて、ジャスミン茶に足してみましょう。ティーポットに適量を茶葉と一緒に入れて少し蒸らせば出来上がり♪
・目の疲れに+クコの実…老化防止や滋養強壮効果がアップします♪
・体の疲れに+ナツメ…胃腸の調子を整える効果、心の疲れにも効果的♪
・食欲不振に+陳皮(チンピ)…胃の働きを活発にして、消化促進効果が高まります♪
まとめ
エステの時にはいつもジャスミンの香りを選んでいましたが、女子にはうれしい作用がたくさんあって、やっぱり不足するものを自然と選ぶのねと納得です(^^;ジャスミンティーも大好きで、重だるい時にシャキーンとするけど、ほっこりするのにも納得💛我が家には、クコの実とナツメが常備してあって、緑茶や紅茶を飲むときはいつも少しずつ浮かべて飲んでいますが、ジャスミン茶とも相性ばっちりですので、そうぞお試しください。皆様もなんだか気分がどんより重だるいとき、ジャスミンの香りを楽しんでみてくださいね~(^^)/