千葉の鋸山という山に登ってきました。標高329.5メートル、房州低名山とのことですが、ほんとに低いながらも、登りごたえがあり、見どころたっぷりいいお山でした💛そして、下りた後の楽しみ、地元のおいしいアジフライ♪メバルとヒラメのフライもついている贅沢な定食をがっつりといただきました~\(^^)/
しかし!最近、揚げ物がたくさん食べられません。先日もゴルフ場で、大きなアジフライ定食を完食したら、帰りに気持ち悪くなってしまい、慌てて吐き気止めのお世話になってしまいました。年を取ると、どうも油ものの消化が難しくなるのはなぜか?今回はそんなお話を中医学を絡めてお伝えしたいと思います~(^^)v
消化と年齢について
年をとると、胃腸のはたらきや、自律神経の調整がうまく行かなくなり、そもそも消化に時間がかかるようになってしまいます。 さらに、脂肪を分解する酵素の分泌も弱まり、脂肪の分解自体にも時間がかかるようになります。
また、脂質を多く含む食事をすると、脂肪の消化吸収を促すホルモンが分泌されます。このホルモンには胃の動きを抑える働きもあり、胃のなかに内容物を長時間停滞させてしまいます。
このため、年を取ると、少し食べただけで満腹になったり、油っぽいものをたくさん食べられなくなってしまいます。
それでは、消化にかかわる「脾胃(ひい)」について、おさらいしましょう
「脾胃」の働き
食べ物の消化・吸収
中医学では「脾(ひ)」は栄養素や水分を吸収し全身に運ぶ「運化(うんか)」を行い、「胃(い)」は飲食物の「消化」を行うと考えます。食事から栄養を吸収し、生命活動の基本となる「気(き)」・「血(けつ)」を生み出す大切な役割を担っていいます。
脾胃の機能が弱くなると、食欲不振や消化不良、下痢といった症状を招き、栄養やエネルギーが不足しがちになり、体調を崩しやすくなり、疲労や冷えといった不調も起きやすくなってしまいます。
また、脾胃には、内蔵を持ち上げて正しい位置に保つ役割があらいます。そのため、脾胃の働きが弱くなると、胃下垂など内蔵下垂の症状が現れることもあります。
血液の運行管理
「脾胃」には、血液が血管から漏れないように保護し、必要な器官に必要な分を届ける働きがあります。この機能が低下すると、血尿や血便、皮下出血、月経過多などの症状が現れます。
筋肉や四肢のサポート
脾胃は全身の筋肉や四肢に栄養素を運び、身体のスムーズな動きをサポートしています。この機能が低下すると、筋肉の衰えや四肢の倦怠感などを感じるようになります。
「脾胃」をいたわる食生活養生
- 冷たいものは避けて冷やさないようにする
中医学には「冷たいものは脾胃を傷つける」という言葉があります。なるべく温かい食べ物、飲み物を摂るよう心がけましょう。サラダや刺身などは脾胃を冷やしますので、消化を助けるみょうがやしそを添えましょう。脾胃がまだ働いていない朝の食事は、特に温かく消化の良いものにしましょう。「おかゆ」がおすすめです。
- 暴飲暴食や脂っこいものを避ける
暴飲暴食はもちろん、脂っこいものの食べ過ぎや激辛料理なども脾胃の機能を低下させる原因です。また、中国には「専食」という言葉があり、食事中は食べることに専念することが大切とされています。食事中はテレビやスマホは控えましょう。
- 身体を動かす
ウオーキングなど、日頃から適度な運動を心がけて。身体を動かして軽い疲労を感じると、脾胃が働いて食欲がアップします。
ここで、必殺技紹介しますね~(^^)/
晶三仙
晶三仙は、中国で消化剤の代表とされる山楂子、麦芽、神曲が主な成分です。消化を助け、胃腸をスッキリさせる働きがあります。
・山楂子…ビタミンCと酸性物質(リンゴ酸、クエン酸など)が豊富に含まれ、胃液中のアミラーゼ、脂肪分解酵素などを増やし、特に肉類や脂っこい物の消化を助けます。
・神曲…酵母製剤で、ビタミンB群、酵素、タンパク質、脂肪などが含まれ、主に酒、宿食(未消化のまま残ったもの)を消化します。
・麦芽…アミラーゼ、転化糖酵素、たんぱく分解酵素、ビタミンB,C、脂肪、レシチン、麦芽糖、ブドウ糖等が含まれ、主に米や麺類などのデンプンを消化します。
まとめ
今回は、中医学のお仲間でもあるお友達が、晶三仙を持っていて、その場で一本服用。フライの油部分はお店には申し訳ないけれども半分くらいは残しました。それでも家に帰ってやや胃もたれ気味だったので、寝る前にもう一本服用したら、今朝はすっきりです(^_-)-☆晶三仙は予防にもいいので、飲み会前に一本、帰宅してから一本、そんな使い方もおススメですね。これから、いつもよりご馳走を食べたりお酒を飲んだりする機会が増える季節です。脾胃に疲れを残さないよう上手に過ごしていきましょうね〜(^o^)/