我が家のアジサイ、ほとんど手入れをしないのに、毎年咲いてくれるいい子ちゃん💛じめじめとうっとおしい日が続いていますが、白いアジサイを見るとホッとします☺
さて、4月から一人暮らしをしている息子、相変わらず毎週末帰ってきていますが、今回はなんだか具合が悪そうです。もともと気圧の変化に弱いのですが、梅雨に入り、頭痛が時々起こる、一昨日からのどの痛みもあるとのこと。とりあえずのど痛に桔梗湯ツムラを2回ほど飲ませたら良くなったとのことでやれやれ…。頭痛は、おそらく風邪ではなく天候からと思うので、五苓散を飲ませて様子を見ることにします。
湿気の多いこの時期は、頭痛をはじめ、さまざまな体調不良が起こりやすいです。今回は、梅雨時の体調不良や養生について、お伝えしたいと思いま~す♪
中医学からみた「梅雨」
湿気の多い「梅雨」の時期は、身体にも「湿」がたまりやすくなります。中医学では、このような湿気が多い時期の体調不良を「湿邪(しつじゃ)」と結び付けて考えます。湿邪には、増えすぎた大気中の湿気である「外湿(がいしつ)」と、体内で生まれた「内湿(ないしつ)」の2種類があります。「内湿」の大きな原因は、飲食の不摂生です。冷たいものや水分の摂りすぎにより、消化機能が落ちて、水分が体の中にたまっていきます。また、内湿の溜まっている人は、「外湿」の影響を受けやすいと言われていて、湿度の上がる夏場や梅雨時期、台風の時期に不調を起こしやすいです。
湿邪の特徴
- 脾の機能を低下させる
湿邪を最も嫌う臓は「脾(ひ)」です。「脾」は、食物を消化吸収し、全身に栄養を送り届ける役割があるとされると同時に、体内の水分代謝を担っています。脾胃に湿がたまると栄養の運搬や水分代謝という働きを妨げ、食欲がわかない、消化が悪い、身体がだるい、むくみ、疲れやすいなど様々な症状が出やすくなります。
- 重く濁る
湿は重さのある邪気なので、頭が重い、体が重だるい、手足が重いなどの症状が表れます。濁るとは、汚く不潔なことで、目やにや下痢、瘀諸水が濁る、女性のおりものが多くなる、湿疹がじくじくと悪化するなどの症状が表れます。
- 粘着して停滞する
ねばねばして粘着する性質があるので、排便排尿がすっきりしない、皮膚病による分泌物が増える、などの症状が現れます。また、停滞するので、症状が長引きやすく、治りにくい、といった特徴があります。
- 身体の下部に症状が出やすい
水の流れが下に向かうように、湿邪は下に向かう性質があります。下痢や排尿異常、むくみなど、体の下部に症状が現れやすいです。
梅雨の生活養生
- 適度に身体を動かす
筋肉(とくに下半身の筋肉)が少ないと、筋肉がポンプのように働いて体内で水分や血流を循環させる力が落ちてしまうため、水滞(水毒)の原因になります。毎日の生活で階段を使ったり、一つ手前の駅で下車して歩くなど、できる範囲で身体を動かすようにしましょう。
- 体を冷やさない
冷えがあると胃腸の働きが低下して「脾」に「水」が滞ってしまいますので、身体を冷やしすぎないように気を付けましょう。また、暑くてもシャワーで済まさず、お風呂につかることも大事です。
- 消化のいいものを食べる
「湿邪」の影響を受けやすい胃腸を守るため、暴飲暴食を避け、消化のいいものを食べましょう。また、冷たい飲食物は直接胃腸を冷やし、さらに動きが悪くなります。アイスは悪魔の食べ物と心得ましょう(>_<)冷蔵庫から出したばかりのものにも気を付けて、できるだけ常温のものを摂りましう。
- 利水作用や発汗作用のある食材を摂る
きゅうりやスイカなどウリ類は、利水作用があり、湿を体から少なくします。ただ、体を冷やす作用もあるので、冷え性の方は注意してください。できるだけ火を通す、冷たいまま食べない、体を温める食材と合わせて食べることなどに気をつけましょう。ハト麦茶や黒豆茶もおすすめです。
生姜、ネギ、三つ葉、しそなど香味野菜や柑橘類は、脾胃の働きを活発にして、湿の排出を促します。また、唐辛子など香辛料も汗を多くかくことで余分な水分を発散してくれるので、この時期おススメです。脾胃の弱い方は、食べ過ぎに注意しましょう。
まとめ
家に帰ってくると、相変わらずごろごろしている息子。普段もちょっと気温が高くなるとすぐエアコンをつけ、アイスやコーラが大好物、こんな生活では、湿邪に弱いのは当たり前ですね^^;冷たいものはできるだけ控えて、仕事に慣れてきたら、筋トレなど始めてみるように伝えました。私ももともと脾弱ですので、外湿を呼び寄せる体質です…今の時期はいつも以上に気を付けないと、あっという間に脾がやられてしまいます(>_<)ダル重~と言って、最近さぼりがちだった筋トレを再開、黒豆茶も早速ぽちりました❣皆様も、しばらくうっとおしい日が続きますが、湿邪に気を付けて元気にお過ごしくださいね~(^^)/