朝起きたら、いきなり左目の白目が真っ赤になっていました(@_@)ドライアイ、視力低下に続き、今度は結膜下出血…最近は、目の不調が次々起こります( ノД`)シクシク…しかし、結膜下出血、時々なるとはいえ、やっぱりド派手な感じで、びっくりしますね~今回は、せっかく?なので、結膜下出血について、そして、目と各臓器の関係について、お伝えしますね~♪
結膜下出血
結膜下出血とは、日常的によく発症する疾患の一つで、結膜下の小さな血管が破れて出血したものです。白目部分が真っ赤になり、見た目は派手ですが、眼球内部に出血が入ることはなく視力低下の心配はありません。ちなみに、目の充血とは全くベツモノで、こちらは血管の血液量が増えた状態。細い赤い血管の走行が確認でき、寝不足の時やパソコンを使いすぎたときに現れる症状で、こちらも日常的によく見られます。
原因
最も頻度の高い結膜下出血は、原因不明の「特発性」。関連性が指摘されている「結膜弛緩」(白目のしわが増えること)は、40歳頃から始まり、ちょうど50歳頃に顕著に現れます。結膜弛緩になると、結膜がたるむことによって目の血管も折れ曲がった状態になり、まばたきする際に摩擦で血管が破れやすくなるとのこと。あ~これも老化の一種のようですね^^;
感染性結膜炎では、充血と目ヤニといった症状に伴って出血が見られます。また、ドライアイやアレルギー性結膜炎も、充血とかゆみを伴うため、眼を強くこすってしまうことで二次的に結膜下出血を生じる場合があります。
治療
特発性の結膜下出血は、多くは1~2週間で自然に治ります。治療の必要はありませんし、そもそも出血を早く治すような目薬もないです。感染性結膜炎や、ドライアイ、アレルギー性結膜炎の場合は、その疾患を治す薬を使用することが大切になります。
田七人参
漢方薬局では、結膜下出血に、「田七人参」を使います。ワクチンの副反応対策に以前息子に飲ませた薬ですが、田七人参には「デンシチン」と言われる成分が含まれており、止血の作用があります。この止血作用により、出血部位が治りやすくなる効果が期待できます。ツムラにはないですが、漢方薬局やドラッグストアで手に入れることができます。「サンシチニンジン」も同じ薬ですガ、「コウライニンジン」は別の薬になります。
中医学と目
目といえば肝、という風に考えがちですが、中医学では、目と五臓の関係について、五輪学説という考えがあります。
- 風輪(ふうりん)
目の玉の虹彩の部分で、肝と関連が深いです。「肝は目に開竅する」と言われていて、多くの目の治療は肝から始まります。肝に帰経し、明目作用のある「決明子」などが使われます。また、肝の疏泄機能が失調して、肝鬱から陰虚火旺となったものが、緑内障と考えます。
- 血輪(けつりん)
目の両端の赤い部分(目尻・目頭)。心と関連が深く、心火上炎による不眠に伴って現れる充血や、結膜炎による目の充血には、清心安神作用のある「黄連」「山梔子」が使われます。
- 肉輪(にくりん)
目の回り(上下のまぶた)。脾と関連が深く、脾気虚に伴って現れる瞼のむくみには、「白朮」「茯苓」など、健脾燥湿作用のある生薬が使われます。
- 気輪(きりん)
目の白目の部分で、肺と関連が深いです。感染性の結膜炎には、疏散風熱・清肺作用のある「桑葉」「菊花」などを使うと、赤みが早く取れると言われています。
- 水輪(すいりん)
目の瞳孔の部分。腎と関連が深いです。眼科の難病や慢性疾患は、腎から治療する場合が多く、老人性の白内障も腎から治療します。「枸杞子」「女貞子」など、補腎明目薬が使われます。
まとめ
目は、肝だけでなく、いろいろな臓器と関連しています。目の症状を言われるとすぐに「杞菊地黄丸」が浮かんでしまいますが、しっかり症状を聞いて、どこの臓腑と関連が深いか考えるのが大事ですね…^^;ちなみに、「杞菊地黄丸」には、「枸杞子」「菊花」が含まれており、「肝」と「腎」に関連する目の不調に良いので、守備範囲が広いと言えますね~
さて、今回は、田七人参を3錠ずつ1日3回5日くらい飲んでみましょう。一応お客様商売なので、少しでも早く、ド派手な見た目がよくなりますように…(^^;
そして、報告を忘れておりましたが、以前、息子にワクチン対策で田七人参を飲ませた結果は、やっぱり発熱してしまいました(>_<)でも、その前の時は3日間高熱が続いたのですが、今回は1日で解熱。体も楽だったそう。息子は不服そうでしたが、私はなかなかいい働きをしてくれたように思います。
飲み会のお供でも定番の田七人参、いろいろなところで役立ちますよ~♪皆様もぜひお試しくださいね~(^^)/